ゲイの彼氏持ちイケメンとリアル。干物っていうか最早身がない。
スペアリブを注文する。
しかし、店員がもってきたのは
もう食べ終わった後の骨しか残っていないスペアリブだった。
ぼくはそんなような人間な気がした。
人生はじまって以来5本の指に入るイケメンとリアルをしてきた
19:30待ち合わせだったけれど、仕事が終わって急いで向かっても10分遅れてしまった。
すぐに謝りのメッセージを入れて急いで向かった。
彼は自分の服装の特徴と、なんの近くに立って待っているか端的に僕に教えてくれた。
ついてすぐに彼だと理解。
ゲイの出会いのファーストインプレッションはとても大切だ。
相手がどう思ったのか?反応をみてしまう。
がっかりしたのか、写真より良かったと思っているのか。
僕はここ最近がっかりされている気がするが、今回はよく分からなかった。
自信満々でいられるように体脂肪を落としたいと切実に思う(笑)
彼の特徴
彼の顔はとてもイケメンで身長は185cmと超高身長な上、肩幅が広かった。
芸能人の坂口健太郎に似ている、良く似てると言われるらしい。
タイプという訳ではないけれど顔のデザインが美しかった。
まじでイケメンなんだけど、僕は彼から少しフェミニンな印象を受けた。
彼も自分のことをフェミニンだと言っていた。
想像してた感じとは違ったけれど、なんだか昔付き合っていた彼氏を思いだした。
そして、自分のことをフェミニンだと言える人は素直に話をしてくれるから面白かった。
話は結構はずんだと思うし、楽しかった。
お互い変なプライドやマウンティングがなく会話を楽しめたのだ。
彼は医者を目指している学生で、僕よりひとつ年上
全然違う境遇の人と話せるのは楽しいし、彼のなんでも受け入れてくれる姿勢が居心地を良くしてくれた。
彼は会う前から知っていたけれど、彼氏もち。
彼氏は40歳だときいて驚愕、しかも5年付き合っているらしい。
彼氏とのSEXは月に1回程度で、総数は4回程度。
セフレやアプリで相手を探して月4回程度SEXをしているらしい。(なんでも聞きすぎ(笑))
セフレとは1年近く続いていて月に1回程度SEXしているらしく、体の相性が良くウケの相手は毎回潮吹きをするらしい。それと同時にセフレのことを「もう飽きちゃった」とも言っていた。
タイプはサッカーの香川選手みたいなチョイブス。
チョイブスとは一体なんのこと?と思ったが、香川選手を画像検索して納得(失礼)
「ぼくは杉本健勇選手が世界のトップレベルでかっこいいと思うんだけど、女子とゲイに熱弁してもどっちも「まー・・・」みたいな反応をされる。こんなにかっこいいのに!」
とスマホをみせたら
「それはまじで自分の中だけだと思うよ」と言われ的確なツッコミが気持ちよかった。
でも杉本健勇選手まじかっこよくない?
人類最強の男性であるクリスティアーノ・ロナウドよりも僕はかっこいいと思っている。
こじらせていることを全て話してしまった
- 僕が片思いばかりしてきたこと
- SEXが全然できていないこと
- ゲイの友達がいないこと
などなど。
久々にゲイの人と話をしたもんだから、自分がマイノリティのゲイの中であっても更にマイノリティで終わっているか理解した。
食べ終わった後の虚しくお皿に残る、
スペアリブの骨みたいな人間だと気づいてしまった。
てかこんなことを最初に話してしまう時点で、
恋愛もSEXも下手くそすぎると最初に話してしまうのだから、相手にとったらなんにも発展性のないつまらない人間にみえてしまうだろうと今になって分かる。
リアルをする場合、相手に何か提供しないといけないと僕は思っている。
せっかく時間を割いてまで会っているわけだから
普通の人であれば通常
- 気持ちの良いSEX
- 面白い話
- 恋愛
など様々に提供できるものがあると思うが、今回僕が提供できそうなものは
0%であるSEXと恋愛の選択肢をはずせば一択で、面白い話のみだ。
ただ僕が提供できる面白い話はすべらない話ではなく、「こんなやばい人間もいる」という一点突破を狙う他ない。
ここ数年でSEXしたのはたった2回であることだったり、この1年間誰も好きにならなかったことだったり
ネットストーキング的なことをしてしまった人を2年片思いしながら、その片思いする相手とその彼氏の新居をなぜか選びにいった話だったり
その次に片思いした人とハッテン場に行き、全然知らない外国人と片思い相手のSEXを目撃したあとごはんを食べている最中彼氏ができたことを聞かされ、しかもその彼氏が自分の家の半径500m以内に住んでいた話だったり
僕は、一体なにを話しているんだろうと思いながらも話し続けた
なんだかんだ12時前まで話した。
「結局今度一緒に2丁目プロレスを見に行こう」という話になったが、今後会うことはあるんだろうか?
恋心とSEXへの発展性がない僕たちに生まれる可能性があるのは友情だが、わざわざ会うほど意気投合できたのだろうか?
だけど僕の心の中には「また彼に話を聞いてほしい」「癒やされたい」と少し思っているから、彼との関係が持続するとしたら僕から彼を誘うことだけだろう。
人と人は同じ所属を共有したりしないと、いずれ離散していってしまうと思っている。
だから会うことは確実に何かはじまるきっかけにはなるだろうが、それと同時にもう一生会わないことを確定してしまうという側面があると今回のリアルで思った。
顔を洗うぐらい当たり前のことのように、僕がSEXをできるようになれば
SEXというコミュニケーションで人との繋がりが生まれることもあると思うと
はやくこじらせの呪縛をときたいと思った。
彼に対してSEXを提供したいと奢った考えをもったわけではなく、人と人との繋がりを考えた時に肉体的接触は大原則のものだとおもったからだ。
彼はタバコを吸うことみたいに、それに近い感覚で気軽にSEXすると言っていたから。
でも世の中の大半はそういう人たちだと僕は思う。
月に何回もSEXする人はそれだけ誰かと肉体的な距離を縮めている。
僕にあるのは友情や家族の愛情ぐらいの精神的な繋がりのみだ、そしてその繋がりに距離はない。
SEXを深く考えてはいけないけれど、SEXって一体なんなんだろう?は僕を悩ます。
SEXも恋愛も友情も生産できない
僕は食べる部分のないスペアリブの骨のような人間なんだろう(笑)
器用な人間にうまれていたらなぁ・・・
XOXO