性的魅力が欠けたゲイの思考回路と「渋谷のキャッチお兄さん」エロすぎ問題
ぼくはよく服装をいじられる。
「パジャマみたい」
「NIKEばっか着すぎ」
「サーファー系になりたい……? 一生なれなさそう」
「それ岩盤浴の服?」
自分の目ン玉は自分にくっついているんだから、
ぼくは、自分の服装なんかには興味がない。
NIKEをよく着るのは、ぼくがエロいと思う男子の服がNIKEであることが多いからだ。
NIKEを着るサーファー男子は問答無用でエロい。これは真理。
しかし、ぼくが性的魅力を獲得できているか? と言われれば、その実、頓挫しまくりだ。
シンプルすぎる事実、あんまり似合っていない。
「いつか似合う」と肩肘をはってきたが、
本日アパレルで働く女子に言わたので事実を受け入れた。
自分を変えたいと思って服装などを改善しようとするが、
その行動原理のつまるところ、性的魅力がほしいんだと気づいた。
ぼくに一番足りていない要素、それが性的な魅力だと思う。
ぼくにとっての性的な魅力とは、女性でいうところの「黒ギャル」だ。
なぜだか分からないが、ゲイであるぼくにも黒ギャルがエロいっていうことは分かる。
ゲイのぼくが黒ギャルを自分の辞書で変換すると、一番近い言葉が"渋谷のキャッチお兄さん"である。
肌が焼けていて、筋肉質で、金玉がみえそうな短パンをはいている。
見つけた瞬間、「あゝなんて性的魅力にあふれているんだろう……」とうっとりため息をついてしまう。
ぼくは渋谷を歩いていると、彼らに目をうばわれる。
スマブラのパルテナ様が放つ必殺技「オート照準」とほぼ同じ性能をもつ「オートキャッチお兄さん」が炸裂する。
しかも連打しまくり、高橋名人ばりの連打。
撃ちまくりすぎて、視姦の炸裂で逮捕されちゃうやつ。
法の網をかいくぐるため、ケツを観察したいときは
通り過ぎたら振り返って「今の友達だったかも?」みたいな顔をしておく。
性的魅力が溢れるというのは、勉強ができることや、お金もちであることとは別ベクトルの、「生物としての価値の高さ」を感じる。
人間はさまざまなきれいごとを並べるけれど、生物である以上子孫繁栄という本能には抗いづらい。
その上で、性的魅力は生きる上で重要なステータスだと思う。
しかし、その性的魅力がぼくには欠けている。
ぼくはとても純粋に「生物としての価値」を高めたいのだ。
街を歩いている男子はみなエロい
なんでみんなエロい体をしているんだ?
毎日SEXしているのか?
性を司る神に、毎日自分の爪をひっぺはがして捧げたりしているのだろうか?
そのありあまるエロは、何を犠牲にしたら手に入るものなのか。
なぜ同じ年数を生きてきた他の男子はエロくて、自分はそれを獲得できなかったのか分からない。親の教育や、学校の教育にエロが組み込まれていないのはなにごとか。
昨今情報格差なんて言われているが、そんなのググってればどうにかなる。
でもエロの格差は中々埋まらない。
SEXができればセロトニンがでるだろう。
セロトニンの格差がうまれてしまっては、世の中不平等につながるかもしれないぞ。
QOLとか馬鹿みたいなアルファベットを並べるのをやめて、セロトニンを計測しろ! 世の中ばかたれしかいないのか(癇癪持ち)。
エロ男子、もといセロトニンが多い男子、もといSEXしまくり男子はホルモンが悶々と精巣のあたりから湧き出て、全身の毛穴から放出されているのかもしれない。
そんなことを考えながら、ぼくは渋谷を歩いている。
邪な考えと、ぼくの目が生来死んでいることから、周りからはあやしいとおもわれているだろう。
たしかに、よくサイコパスですか? といわれる。
しかし、ぼくはサイコパスではない。
性的魅力に惑わされている、精通もまだなチャイルドみたいなものだ。
ぼくは聞いて回りたい。
どうやったらそんなエロいケツになるのか?
どういう遺伝子をもっていれば、がっしりとした体型になれるのか?
「もしかしてぼくよりも染色体が数本多いんでしょうか?」
それほどまでに、あゝ・・・性的魅力がほしい。
君の名はみたいにある日突然GOGOボーイと体が入れ替わったら、ぼくはGOGOボーイと、スマホのメモを通してメッセージのやりとりなんかしない。
いかにエロい体の可処分時間を奪い取れるか策略をはりめぐらせるだろう。
まぁ、そんなこと言ってないで・・・、
筋トレするぞーーーーーーーーーーー!!!
(結論までややこしすぎる)