東京たらればゲイ

彼氏ができればなぁ… Podcast「前髪系ゲイブロガーのBLのリアル」を配信中です

1年間KATAOMOIしていた人に会って感じたこと。

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「実は出会った頃からずっと好きだったんだ。
彼氏がいる事は知っているけど、2股してくれませんか?」

 

こんなありえない事を言う人間がこの世にはいる。しかもホモ

 

こんな事を言ってしまう人はこのあと当たり前のように振られて
その人の目の前でだらしなく涙を流した。

 

そんなに思いが募ってしまったのは、1年間片思いを続けたからかもしれない。
いろんな気持ちから開放されるのにホッとして涙がでたに違いない。

 

振られる事は好きになった瞬間に理解していた。
でも多分「好きでいたい」っていう気持ちが....
「こんなに素敵な人がいるんだ」っていう尊敬が、
とても尊くてかけがえのないものに、感じられたんだとおもう。

 

wgay-life.hatenablog.com

1年間片思いをしていた時、
本当に頭の中がお花畑だった、昔からそうだ。

 

中学生の時、バスケ部の後輩を好きになった時も。
高校生の時、友達の友達を好きになった時も
大学生の時、隣駅に上京してきた関西弁の俳優を好きになった時も。


僕の片思いは、瞬間最大風速で最高気温を更新していく
タイフーンのように激しい上にめちゃくちゃ暑い。

 

彼に対しても、それは例外じゃなかった。

 

けど、中身はそんな悪天候なのにも関わらず、

僕は好きな人の前では少しだけ暑い時期に行く軽井沢のような
さらさらした人間でいることができる

器用なのか不器用なのかわからない変な人間だ。

久々にあった昔KATAOMOIしていた人に感じたこと。

2日間連続で昔好きだった彼にあった。

 

なんにも思わなかった、

面白いまでに無風。

 

なんならあんなにタイプだと思っていた顔も普通にみえる。

 

この人ってどこが素敵だったんだっけ?とすら思った
話していて笑いのツボというか、センスみたいなところはあうんだけど

あと映画の話とか。

 

びっくりするほど、惹かれるものがなかった。

ただ、こうなったタイミングははっきり分かっている。

 

振られて涙がでてきてしまった時に彼の言った一言で

新橋の安い居酒屋で(ださい)
彼に僕の頭の裂け目からでた台風が直撃した時、

 

目からは暴風雨がふってきてしまっていたんだけど、

 

その時彼が言った一言が僕を救ってくれた。

「たらればゲイにいつ告白してもらっても、友達でいたいかな」

 

うん。知ってた!

知ってたんだけど、

多分深層心理のどこかでどこかで期待していたんだと思う。

 

どこかのルートで、

どこかの選択肢で

あの時Aボタンをおしていれば

もしかして付き合えてたんじゃないか?って

 

そんな過去のプレイデータを一気に消去するような

セーブ中にゲームの電源を一気に引っこ抜くような

そんな言葉をきけた瞬間

 

一気に心が軽くなった。

その瞬間ぼくの口からでた言葉は

「よし!じゃあお会計しよ!」

だった。

 

この時の よし! にはいろんな気持ちが含まれていた。

 

 

それから半年間で徐々に、どうして好きだったのかもわからくなった。

 

恋は中毒なんだ、マックのフライドポテトのように

最近

マックのフライドポテトとSEXから

中毒症状を自覚した。

 

ダイエットをはじめてジャンクフードを食べなくなったら、マックが食べたいと思わなくなったのに、台湾にいってマックをどかぐいしたらまた食べたいと思うようになった。

 

2年ぶりにSEXをしたら、それまでオナニーで事足りていたのに
とてもSEXがしたくなるようになってしまった。

 

脳みそは、中毒症状になりやすい。
健全じゃないものを避ける習慣は大切だということだ。

健全なものを摂ることはわかりやすいけど、こっちはそうでもないかもしれないね。

 

でも、

 

じゃあ、

 

 

 

恋って不健全なものなの?

 

あの時の気持ちは費やすだけ、すり減らすだけ無駄なものだったの?

 

恋ってジャンクフードなの?

 

とりあえず 

さようなら去年のフライドポテト